2021/12/23 11:31
super100s washable wool
w-gabadine
について、素材の説明をさせていただきます。
texture:
上質な18.5μのsuper100s エクストラファインメリノウールで、敢えて梳毛の24番単糸を紡績し、密度を調整した綾二重織りにすることで
より空気をたくさん含んだ、ふわふわとして弾力のある特別な生地に仕上がりました。まるでニットの様なふくらみとソフトさがありますが、
より軽くて上質感があります。
オゾンを使った新しいウォッシャブル加工で、仕上げていますのでご家庭でのお洗濯も可能な普段使いに適したイージーケアのウール素材になっています。
先日ご紹介させて頂きました、
super140s washable wool jerseyは、ミルド加工によって生地によりボリュームを持たせて、嵩高性を持たせていましたが、このw-gabadineは、糸の紡績や織りかたを工夫する事で、嵩高性を持たせて保温性や遮熱性、生地のバルキー性をより出していく事に成功しています。
function:
ウールには天然の動物繊維由来の優れた機能性があります。
①天然のエアコン:調整機能
ウールは、天然繊維の中で最も熱伝導率の低い繊維で、繊維の捲縮が多く、たくさんの空気を繊維の中に含む事ができるため、保温性や遮熱性に優れており冬には暖かく、夏は涼しい体温調整機能に優れた素材です。
(ウールの熱伝導率は、綿の1/2
ポリエステルの約1/5しか熱を伝えません)
②いつでも快適:吸放出性と、保湿性
ウールには、水分を吸収したり放出し適度な水分量を保つ優れた除湿能力があります。
汗をかいても、素早く吸収と発散をしてくれて、その際に余分な熱も一緒に放出してくれるため、汗をかいてもベトつきにくく常にサラッとした着心地をキープしてくれます。
また、繊維の内部に適度な水分量があるため冬場の乾燥した時期でも静電気の発生が少ないです。
(ウールの吸湿力は綿の約2倍、ポリエステルの約40倍近くもあります)
③キープクリーン:防汚性と防臭性と外観変化
ウールは、天然の動物繊維で免疫機能を持っているため、ニオイの原因かとなる細菌の繁殖を抑制する防臭力を持っています。
繊維自体に油分を含むので、撥水性があり水溶性の汚れがつきにくく落ちやすい特徴もあります。
静電気も少なく、チリや汚れもつきにくく衛生的です。
また、繊維に弾力性がありシワになりにくく型崩れもしづらく、色もウールを構成している19種類のアミノ酸が広範囲の分子と結合でき、吸湿性の高さから染料を繊維の中にしっかりと吸収出来て深みのある色合いに染め上げる事が可能で、一度染めると色落ちしにくく美しい色合いを保ってくれます。
他にも、繊維に窒素を含んでいる為、難燃性があったり、洗濯しても速乾性に優れているなど、多くの優れた機能性がある繊維です。
この優れた機能性や風合いの素材を、ウォッシャブルにする事が出来た事で、普段の生活で使いやすい身近なアイテムを作れるようになった
一番のポイントだと思っています。
かなり贅沢な作り方になっている為、高価な素材となっていますが、
洋服にして皆様にお届けしたいと思い今シーズンは新ブランドのcaperticaの方で、プルオーバーのトップス2型とパンツでの展開を進めて行っています。